2024年6月17日にX上で公式によるタウンホール(Townhall)が実施されました。
アルファドローが開始する直前のAMAで、アルファドローの具体的な方式や、STEPN GOに対する期待などが語られました。
また、この場で元祖STEPN(STEPN OG)のResilienceジェムへの新しい機能の発表もされました。
タウンホールの内容を日本語でまとめましたので、ぜひご覧ください。
2024年6月タウンホール
アルファドローの狙いについて
- ユーザーにNFTを「買う」というような形を取らせたくなく、2021年にSTEPNの靴のGenesisをギブアウェイ配布したのと同じような形を狙いたい
- ただ単にギブアウェイをすると、多くのユーザーが転売益を狙って売り出してしまう…という状況になるリスクがあるので、一定クローズドな形にするため、ラッフルという形を取った
- GMTを4年間ロックする理由としては、短期的な取引目的のユーザーが取引所でトークンを借りて参加するようなことを防ぎつつ、長期的な目線のユーザーに実質無料でスニーカーを配りたかったため
- αテスト段階では、スニーカーは売買できない形にして、NFTに値段がつかないような形にしたい。逆に、NFTの価格的価値の形成はβテストで狙いたい
- アルファドローで実際に当選できる人は2,000人〜3,000人程度を想定
- アルファテストに参加するメリットは、NFTをMintし増やしていくことができること。それはいわば今後のSTEPN GOへ参加するゴールデンチケット的な役割を果たす
アルファドロー開始時期と具体的な実施方法について
- 6/18からAndroid上でアプリがリリース(iOSアプリは追ってリリース)
- 6/19からアルファドローを開始
- GMTのアンロックの時期は、2028年4月19日
- 参加するためにはFSL IDのアドレスが必要
- ユーザーは各ラウンド毎に10枚チケットの申込みができる
- ラッフルは12回のファミリーラウンドとエキストララウンドのセットの繰り返しなり、ファミリーラウンドに申し込んだチケットが自動的にエキストララウンドにも申し込まれることになる
- チケットの申し込み費用は1枚あたり5GMTのロック(エキストララウンドにも申し込まれるため、実質2枚のロック)
- ラウンドは8時間おきに、1日3回実施される。リアルタイムでアプリを起動している必要は無し
- 当選者は3つのSBTスニーカーを獲得
- 副賞としてステッカーがもらえる。ステッカーには3つのレアリティがある。具体的なユーティリティはまだ未定
STEPN OG(元祖STEPN)との関係について
- STEPN OGのユーザーには何かしらの特典を用意する予定
- 内容は現時点では開示できないが、次回のタウンホールで発表できるかもしれない
Giveaway等他のSTEPN GOの靴NFTの獲得方法
- 来週以降様々なGiveawayを実施予定で、X上や、Discord上獲得が可能
- Mooar上でのMooarBoxの景品としても付与される
- MooarBoxは、Mooar上で特定のNFTを売買することでチケットを獲得し、参加することが可能
- 具体的にどのNFTの売買を通して参加できるかはMooar上で確認可能
STEPN GO’erに付いて
- STEPN GO’erはSTEPN GOの発展に貢献するメンバーで、コンテンツの作成や、正しい知識の伝達を通して、STEPNGOの普及を目指す
- STEPN GOの参加者には一定の特典を与える予定
- STEPN GOへの早期参加権
- 自分のコミュニティへ付与するためのNFT
- 限定グッズのプレゼント
- 実績に応じたGMTの付与
- 経営陣とのコミュニケーション
- (もしかする)Yawnとの食事
- 現時点で2,700件以上の登録を受付済み。
- 選ばれる人に求める要件
- SNSなどを通して情報を発信
- 運営への積極的なフィードバック
- Discordでアクティブに活動していること
STEPN GOに付いての狙い
- Q(度々聞かれているが)どうして新規のアプリを開発したのか?
- A
根本的なシステム面・トークノミクス面・システム面の3つ観点がある
- システム面
- STEPNのフェーズ7,8のアップデートとしてエナジーのシステムや、インフラ面の見直しなどを考えていたが、追加で足したい機能が次々と出てくる中で、やりたいことが大きく積み上がって来た
- それらをすべて実装しようとすると、アカウント・マケプレなどすべての見直しを掛ける必要があるということになる。例えば、コモンのNFTのレベルの上限を20にしたり、ソケットをなくそうと考えたが、その際に現在入っているGemがどうなるのか。また、リペアの機能をなくそうとした際に、Resilienceのジェムがどうなるのか。既存のNFTの取り扱いに様々な問題が生じる
- その対策として、不要になったNFTをいらないアイテムと交換してあげる機能を提供することも考えた。しかし、その際にも交換レートをどうするか、という問題も生じる
- また、マケプレの刷新も考えているが、現状出品されているアイテムをどうするのか。NFTの保有方法を更新する際に、NFTの以降ミスが生じるのではないか、等、無限の課題が生じた。
- トークノミクス面
- STEPNを通して運営名、トークノミクスを始め、様々な知見を得てきた。そのうえで、新規にトークノミクスを作り直したいと考えたかったが、すでにGSTを中心としたエコシステムが生まれている中で、今のアプリの上に新しいトークノミクスを作り出すことが困難である。そのため、新規のアプリを作ってそこにトークノミクスを作り出そうと考えた。
- 現状、トークノミクスの全容はまだ伝えきれていない面も多いと思うが、ユーザーの皆さんには、実際にβテストでのプロダクトを触ってもらう中で、トークノミクスについてのイメージがより湧いてくれるだろうと思う。
- 新規のトークノミクスは、サステナビリティと安定性に注力しており、今までのシステムを大きく変えている。
- 技術面
- ソーシャル面への注力をしたいと考え、3Dアバターの機能などを考えているが、現場のアプリのアーキテクチャ的に3D要素をいれるような事ができない。そのため、技術レイヤを入れ替えた形でアプリを作りたいと考えた。
尚、STEPN OGへの開発を辞めるわけではなく、このAMAの後半でも、STEPN OGについてのアップデートを共有したいと考える。
- システム面
- QSTEPN GOがweb3で実現したいビジョンは?
- A
内部では高い目標を持っており、このアプリを通して多くのWeb2のユーザーを巻き込むことを狙っている。例えば1,000万人以上のWeb2ユーザーを持ってくることもできるだろうと考えている。
以前、STEPNの開発を始めた際には、NFTの売買はブラウザで、ゲームはアプリで…など、複数のデバイスでの操作が必要など、ユーザビリティが低い形であり、我々はすべてを一箇所に入れることでUXを改善しようとした。具体的には、ウォレットも内部にあるし、マケプレも内部にある、ということを狙った。
これによって、多くのweb2ユーザーを持ってくることができたが、それでもまだハードルは高かった。
一つ合ったエピソードとして、web3を知らない友人にSTEPNを友だちに説明した際に、Solanaとはなにか?トークンはどこで買えるのか?ウォレットとはなにか?シードフレーズとはなにか?といったハードルが存在し、これでも新規のユーザーが入ってくるにはハードルが高い形であった。
また、データを見ると、STEPN OGに新規ユーザーが参加するのにはweb3の仕組みを学んだり、取引所を開設したり、と短くとも2日かかった。
そのため、今回我々Hausシステムでユーザーがより簡単に利用を開始したり、アプリ内のクエストシステムを通してユーザーがweb3の勉強をすることを助けたいと考えた。これらによって、より多くの人をスムーズにweb3にオンボードしたい。
STEPN OGの今後について
STEPN OGの重要性は理解しており、引き続き力を入れていく
STEPN OGはGMTを稼げる唯一の場所として存在し続ける
パートナーシップの発表
今後もパートナーシップは継続していく予定であり、直近でもLeague of Kingdomsのラッフルも実施予定
また、追加でSolana上の2つのプロジェクトとのパートナーシップを実施予定
具体的な内容は開示できないが、一つは猿に関連するプロジェクトである
Resilienceジェムの新規ユーティリティ
Resilienceジェムの使い道として、Rainbowジェムへアップグレードされる可能性を2倍にする。このアップデートは3ヶ月以内に実装予定。
目的としては、Resilienceジェムの流動性と、エンハンスメントを促進するため。
Q&A
- Q合計いくつのスニーカーを出す予定ですか?
- A
2,000人に対して、それぞれ3足の合計6,000足の靴を出す。追加でエアドロップを実施予定だが、それは1足に限定するし、ユーティリティも限る可能性がある(バーンしてエナジーにするのみ、等)
- QどのようにSTEPN GOがマスアダプションを促進するのか?クエストシステムやHausシステム以外になにかあるか?
- A
web2観点からのハードルをなくしていかにスムーズにするか、という観点を過去半年考えてきた。
STEPNは前回のGameFiのブームの趨勢を乗り切ったので、モデルとして一定成功している。そのうえで、今回加えた変更を考えると、STEPN GOはサービスとして長生きできるだろうと考えている。その中で、IPとしてSTEPNを成長させていき、多くのコラボをしていきたいと考えている。それが長期的にはアバターのアウトフィトの需要を増やしていき、Louis VuittonやRolexのようなブランド価値を形成していけるのではと考える。
- Qアルファテスト中にMintされたされたスニーカーは売買できるようになるのでしょうか?
- A
今のところその予定です
- QGMTを4年間ロックする理由は?
- A
トークンを短期的に借りて参加するようなことをできないようにするためと、4年後に再度使えるようにするためです
- Qβテストの前にゲーム内容のリセットを行いますか?
- A
今はその予定ではないですが、断言できるものではありません
- QiPhoneユーザーはいつ参加できますか?
- A
アップルの審査は一般的に時間がかかり、なるべく早くしたいと考えていますが、アルファドローの終了日は同じなってしまいます
- QSTEPN GOにジェネシススニーカーは存在しますか?何足ですか?
- A
ジェネシスは存在します。STEPNと同じ20,000足の上限を共有し、現場12,000足程度がMintされているので、STEPN GOのジェネシスは残りの8,000の枠からMintされます。
また、ジェネシスについては大きなニュースを用意しています。
- Qアルファドローのステッカーのユースケースは何ですか?
- A
まだ秘密ですが、ユースケースが出る場合はアナウンスをする予定です。
- QGMTの半減期がなくなり、稼ぎが減らなくなった一方、報酬が枯渇するまでのタイムラインが短くなりましたが、この狙いは何ですか?
- A
現場のSTEPNのユーザーの事を考えて、半減期をなくしました。ただ、それでも現場の30億枚の報酬プールが枯渇するまで4,5年あるので、十分な期間だと考えます。この期間で、新しいSTEPN GOのモデルを確立していき、それがサステナブルに続いてくれるようにしたいと考えます。
その他
アルファドローはポリゴンチェーンのブロックチェーン上で行われており、直コンもできる人もいるかもしないが、それは行わないでほしい。賞品が付与される前に確認が入り、直コンは手動で排除されます。
(本記事は、下のAMAの録音を筆者が聞いた上で日本語でまとめたものになります)
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